Amazonプライムビデオは日本で最も利用者が多い動画配信サービスです。
プライム会員になると追加料金を払わずに自動的に利用できるので、動画配信サービス(VOD)の入門編としては最適ですよね。
また最近では、「家族全員でお得に動画配信サービスを使いたい」というニーズもどんどん増えてきています。
そんななかこのページにたどり着いた方は、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
「Amazonプライムビデオは家族で共有できる?違反じゃない?」
「家族で使ったとき、視聴履歴とかはお互いに見えちゃう?」
「もう家族で使ってるけど、使いにくい…もっといい方法がある?」
この記事ではそんな疑問に答えていきます。
Amazonプライムビデオも5年以上利用しています。
その経験を生かして疑問にお答えします!
Amazonプライムビデオは家族共有できる?
結論から言うと、
・アマゾンプライムビデオを家族で共有することはできます。
・でも正式に家族利用できるサービスではなく、ちょっと抜け道的な利用法です。
・なのでいろいろな問題もあります。
という答えになります。
以下、詳しく説明していきます。
Amazonプライムビデオは家族共有できる?
Amazonプライムビデオは「アカウントを共有する」という方法で家族で利用することができます。
正式に家族利用をサポートするサービスは用意されていないのですが、
「3台まで複数端末で同時視聴できる」(追加料金なし)
という仕組みを利用すれば、複数の人間で同時視聴することが可能です。
アマゾンのサポートページでも紹介されている方法なので、全く問題なく家族利用することができます。
Amazonプライムビデオを家族共有する手順
家族共有する手順は簡単です。
- アマゾンプライムビデオを視聴できる端末を用意する
(スマホ、タブレット、FireTV、スマートテレビなど) - プライム会員のアカウントでログインする
これだけです。
スマホの場合、アプリをインストールすると下記のような画面が表示されます。
Eメールアドレス(または電話番号)とパスワードを入力するとログインでき、端末登録も自動的に行われます。
Amazonプライム会員の「家族会員」との違いは?
Amazonプライム会員では、同居の家族2名を「家族会員」として追加することができます。「家族会員」はPrime特典としてお急ぎ便の配送料無料など、正会員と同様のサービスを受けられます。
ただPrimeビデオの見放題特典については、家族会員は対象外となっています。
Amazonプライムビデオは別居の家族でも共有できる?
そもそも複数の端末がどこにあるかは関係ないので、別居の家族でも利用できます。
端末は最大10台まで登録でき、3台まで同時視聴ができます。
上記のようにAmazonプライムビデオを家族で共有することは可能です。
ただアマゾンはあくまで「アカウントは一人で利用」という考え方のところ、勝手に家族共用している形になるので、いろいろな問題が発生します。
以下、詳しく説明します。
Amazonプライムビデオを家族共有するときに困るポイント6つ
問題①視聴履歴が共有されてしまう
直前に視聴した作品は、ホーム画面の「次に観る」に表示されるようになっています。
また視聴履歴にもとづくおすすめコンテンツが表示されたりもします。
この仕様は家族とはいえ、気になる人も結構多いのでは。
変なコンテンツばかり見るわけではないですが、誤解されないよう気にしながら使うのが面倒なので…
「次に観る」の削除方法(※「視聴履歴」の削除は別のやり方になります)
【ブラウザで削除する方法】
①ホーム画面の「次を観る」リスト右側の「編集」ボタンを押す
②作品アイコンに「×」が表示されるので、消したい作品を押す
【アプリで削除する方法】
①ホーム画面の「次を観る」リスト上で、消したい作品を長押しする
②メニューが表示されたら「リストから削除」を選択する
消し忘れたりしても困るしなー。
問題②ウォッチリストが共有になる
見たい番組を家族の誰かがウォッチリストに追加すると、全員に共有されます。
ホーム画面で「マイアイテム」を選択すると下記画面が表示され、ウォッチリストが確認できます。
視聴履歴ほどではないにせよ、知らないうちにたくさん追加されたりしていると、ちょっとうっとうしいですね。
(上記写真はボクのウォッチリストですが、子供や親世帯のものが混じっていてジャンルがむちゃくちゃです笑)
問題③購入履歴も共有される
購入やレンタルした作品も全員に共有されます。
先ほどのウォッチリストの画面で「レンタル・購入」タブを選択すると、これまでにレンタル購入したコンテンツが表示されます。
うかつに変なものを購入しないよう、注意が必要です。
問題④子供に見せるとき、年齢制限の設定が必要
家族利用する場合、子供にタブレットなどを使わせる場面があると思います。
そんなとき、ホラーやアダルトなどR指定コンテンツを表示したくないですよね。
下記画像の通り、端末を指定して視聴制限をかける機能があるので活用したいところ。
ただし
- 端末ごと細かい年齢制限はできない
(A端末は12歳未満、B端末は15歳以上など個別設定はできない) - ちょっとスマホを子供に貸してあげる、といった場合に設定するのが面倒
という欠点があります。
問題⑤ブラウザでアカウント共有すると、すべてが丸見えになる
ブラウザでアカウント共有する場合は、プライムビデオ以外のすべてが共有されてしまうので注意が必要です。
通常商品の購入履歴や閲覧履歴、ほしいものリストなどが見えてしまいます。
また家族が間違って商品を購入してしまう可能性もありますね。
問題⑥Amazonプライムビデオアプリからはレンタル・購入ができない
Primeビデオコンテンツのレンタル・購入はブラウザかテレビからのみとなっており、アプリからの購入はできないようになっています。
勝手に購入しないよう管理する面では問題ないのですが、逆にどうしてもすぐに購入したい場合には面倒な仕様です。
プライバシーを守りながら家族で共有する方法はない?対処法2つ
以上の通り、Amazonプライムビデオは残念ながら家族利用に不向きな仕様となっています。
視聴履歴やウォッチリスト、年齢制限などをうまくコントロール出来る方法はないの?と思い、以下の2つの方法を考えました。
①家族ひとりひとりがAmazonプライム会員になる
②家族利用に強い動画配信サービスを利用する
対処法①家族ひとりひとりがAmazonプライム会員になる
家族ひとりひとりがプライム会員になってそれぞれアカウントを持てば、プライムビデオもそれぞれに管理ができます。
ただそれだけのために料金を2倍3倍払うのは、もったいない感じがするのが難点。
ひとり年間4900円(月額換算409円)とそれほど高くないとはいえ、サービス内容が良くなるわけではないのでムダに出費している感じは否めないですね。
対処法②家族利用に強い動画配信サービスを利用する
もうひとつ対処法は、U-NEXTやNetflixなど家族アカウント機能が充実しているサービスを利用することです。
U-NEXTは月額1,990円、Netflixは月額1,800円で最大4人で共有することができます。
視聴履歴やウォッチリストは完全に分別管理され、購入制限、年齢制限もそれぞれ設定できます。
月額はちょっとお高いのですが、毎月還元される1200ポイントを使えば実質989円。
Amazonプライムに比べて配信本数がけた違いに多く、プライバシーもしっかり管理できるのでとても満足してます。
お得な使い方などは関連記事にまとめてあるので、よければ見てください
まとめ
Amazonプライムの家族共有は「アカウント共有」というかたちで利用可能です。
でも視聴履歴やウォッチリストが全員に丸見えになるなど、基本的に家族共有には不向き。
これを回避するには
①家族ひとりひとりがAmazonプライム会員になる
②家族利用に強い動画配信サービスを利用する
という方法がある。
②はU-NEXTがオススメです。
31日間の無料トライアルがあるので、家族で試してみるといいですね。